がん治療で糖尿病リスク

糖尿病患者はがんの罹患率が高いことは、割合知られてきましたが、実は、がん治療が糖尿病を発症しやすいことがわかりました

悪性リンパ腫(HL)の一種であるホジキンリンパ腫の治療で、放射線照射の実施が糖尿病発症リスクを上昇させるという報告が「Journal of Clinical Oncology」オンライン版に掲載されました。

発表したオランダがん研究所によると、HLと診断され、治療を受けて5年以上生存した2,264例について追跡調査したところ、大動脈周囲リンパ節のみへの照射ではリスク上昇は1.82倍、大動脈周囲リンパ節と脾臓に同様の放射線照射を受けていた患者では、そうでない患者に比べ糖尿病発症リスクが2.30倍上昇していたそうです。

ただし、10~35グレイと放射線治療が低線量で行われた場合には有意な糖尿病リスクの上昇はみられなかったそうですので、こうした治療を受ける場合は記憶に留めておかれると良いでしょう。

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