糖尿病って遺伝する?

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なぜ薬物だけ治らないか

日本人は糖尿病になりやすい?

日本で国民病とまでいわれるほど糖尿病が増えた背景には、食事の欧米化と、それに対応できない日本人の体質にも原因があるようです。

東京大学大学院教授で日本糖尿病学会理事長でもある門脇孝氏は、「欧米人は少し太っただけでは糖尿病になりにくいが、日本人は小太りになるだけで糖尿病になりやすい」と述べておられます。

そのことは、日本人は飢餓に強い「倹約遺伝子」をもち、少ないエネルギー消費量で活動できる遺伝子(肥満遺伝子)をもっている人が多いからだと、武庫川女子大学国際健康開発研究所の報告でも裏付けられている。

日本人全体の約4割が、そうした糖尿病になりやすい体質を持っているといわれ、素因が強い人は痩せていても発症する。

親族から遺伝するの?

2型糖尿病の答えは「NO」です。

糖尿病は生活習慣病ですから、親族に糖尿病がいるとしたら、生活習慣を正せば予防することは可能です。

親族は同じ食習慣をもち、生活を共にすることが多いために、同じ病気を発症しやすいのは確かです。
さらに、倹約遺伝子をもっている家系なら、糖尿病の親族と同様の生活をしていれば、かなり高い確率で発症することでしょう。

自然医学の森下博士やマクロビオティックの桜沢氏は、組織を立ち上げられたときから「食餌で遺伝子も変わる」 と発言しておられました。

そのことを証明するように、米国の生物学者ブルース・リプトン氏が、「遺伝子は設計図に過ぎず、設計図を書き換えるのは周りの環境から情報を得た細胞膜である」と、その著書「思考のすごい力」の中で、氏の研究内容を発表しています。

私たちは糖質中毒?

甘い物は中毒性があるといわれています。
そして、日本人のほとんどは「糖質中毒」が疑われるといいます。

味覚うちの甘い味は、他の味の10倍も親和性が高いといわれ、確かに、幼児の離乳食に始まって、家庭で甘い菓子類を与えなかったとしても、集団生活で甘いおやつを繰り返し口にするようになると、いつの間にか甘党に育ったりします。

甘い物というのは、もちろん糖を多く含み、間違いなく血糖値を上昇させます。

ですから、糖尿病を予防するには、まず糖質、特に砂糖を敬遠することが有効です。 近年話題になり、一定の効果も評価されている「糖質制限食」は、まさにそういった考え方に基づいています。

もともと現代の日本人は糖を摂りすぎています。
主食も白米100%になったのはそれほど昔のことではなく、1960年より前の多くの一般庶民は、麦や雑穀の入ったご飯を食べていました。

白米の成分はほとんどが糖質ですし、スパゲティー等の麺類は消化が良い上に、糖質主体の食事内容になりがちです。
恐らく私たち日本人は、砂糖を全く使わない生活をしても、糖質不足になることはないでしょう。

そのことを意識して、甘い菓子類をやめるだけでも、糖尿病の予防には確実に有効です。

さらに、主食を玄米にしたり雑穀を入れることは、食事によって糖が急激に上がるのを防ぐことのほか、繊維質が多くなる分たくさん嚙むことができます。

よく噛むことは、血糖値の急激な上昇を防ぐだけでなく、満腹感を与え、自律神経を整えることに役立ちます。
一口100回以上も咀嚼することができれば、それだけでも治療に匹敵するほど有効な行為といえます。

最後に運動ですが、細胞が糖を取り込む機能を健全に保つために、運動はとても重要です。
これは細胞機能に限らず、実は代謝機能全般にいえることでもあります。

適度な運動は自律神経を整え、ストレスを解消し、老化を防いで健康に暮らすための重要なカギだと心得るべきでしょう。

 

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