睡眠と血糖値

2015年4月に公表された、大阪市立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学の稲葉雅章教授らによる研究で、糖尿病に伴う高血圧などを防ぐには、血糖コントロールのほか、睡眠の改善も重要だとわかった。

糖尿病患者は、健常者比べて不眠が約2倍みられ、睡眠時間の短縮とともに糖尿病の有病率が上昇することや、睡眠障害のある患者では2型糖尿病の発症率が高くなることがわかっている。

研究グループは、63人の2型糖尿病患者に、脳波計を使って睡眠の質を分析した。その結果、HbA1cが悪化すると、睡眠の質が悪くなることを確認した。

HbA1c値と空腹時血糖値が高いと、早朝血圧が上昇し、インスリン抵抗性の亢進、中性脂肪の増加も示された。

血糖コントロールが悪化すると「睡眠障害 → 早朝血圧値の上昇 → 心血管イベントリスクの上昇」という悪循環に陥りやすいということだ。

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